2006年11月13日

映画「ゆれる」を観ました

ひさびさに映画の感想でも。

今回観た映画は、新鋭・西川美和監督の「ゆれる」です。今夏の話題作でしたね。
7月の上映時に見逃してしまったのですが、ラゾーナ川崎の109シネマズで上映されていたので、行ってきました(上映は11/17まで)。

ゆれる オリジナルサウンドトラック

素晴らしい。良い映画でした。観て良かった!
人間の「ゆれる」深層心理をテーマにした本作品。終始、スクリーンに釘付けで、観終わったあとも強く印象に残りました。
「なんで夏に観に行かなかったのだろう」と後悔するほどです。

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映画のテーマはまさに「ゆれる」。
東京から帰郷した早川猛(オダギリジョー)と兄の稔(香川照之)。そして二人の幼なじみの智恵子(真木よう子)。ストーリーは、この3人のゆれる恋愛感情から始まる。

事故(事件)が起きたのは3人で訪れた渓谷。
ゆれる吊り橋を渡り、その先で写真を撮る弟の猛。追うように猛のもとへ向かう智恵子。更にその智恵子を追う兄の稔。智恵子と稔は一緒に吊り橋を渡っていたが、猛が気づいたときには、橋の上で呆然とする稔の姿しかなかった…。

智恵子が落下したその事故(事件)の真相をめぐり、稔と猛の心はゆれ動く…。

人間の本質に迫るこの作品、本当に奥深いです。
兄弟愛だけで済まされる爽やかなストーリーではありません。真実と嘘、本音と建前、利害、保身。そういったものにゆれ動く人間の姿が描き出されます。
「人間の弱さ」と「人間の本来の姿」を強く感じました。生々しいだけにリアリティがあり、私の心にも突き刺さりました。

実力派、オダギリジョーと香川照之の演技力はさすがですね。特に香川照之。本当に難しい役柄だと思いますが、微妙な心理の変化を見事に演じていました。
そして、何よりも素晴らしいのは西川美和監督。ストーリー展開、心理描写、象徴的・効果的な”ゆれる”映像。すべてが巧みです。本当に才能のある方なんだなと。
今後も楽しみな監督です。
posted by u-taka at 01:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画観ました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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